スマホでも見やすい、旅のサイトが始まりました!

出世魚「縁起がいい」のは、なぜ!?

成長する過程で名前がコロコロと変わるのが出世魚(しゅっせうお)。ブリを筆頭にスズキ、ボラは出世魚の御三家です。なぜ出世魚と称されるようになったのか、実は戦国時代、日本史の授業で習った下剋上(げこくじょう)の時代にまで遡ります。豊臣秀吉・秀頼の『豊臣兄弟!』の出世街道にも関係している!?

『豊臣兄弟!』は、出世魚の典型

出世魚にはどんな魚がありますか?

出世魚の代表がブリで、関東ではモジャコ→ワカシ(ワカナゴ)→イナダ→ワラサ→ブリと名前を変えます。
地域によって異なり、関西ではモジャコ→ツバス→ハマチ→メジロ→ブリとなります。
ほかには、スズキ(関東/コッパ→セイゴ→フッコ→スズキ→オオタロウ)、ボラ(関東/ハク→オボコ→イナ→ボラ→トド)も有名で、以上が出世魚御三家です。

出世魚・ブリの名前の変化
出世魚・ブリの名前の変化

出世魚といわれるようになったのはいつごろですか?

豊臣秀吉は、兵農分離の進んだ尾張・中村(現・愛知県名古屋市中村区)で、農家に生まれたとされ、弟の豊臣秀長とともに織田信長の家来として出世していきます。
令和8年のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』の主人公のひとり秀吉も、日吉丸→木下藤吉郎秀吉→羽柴藤吉郎秀吉→羽柴筑前守秀吉→藤原秀吉→豊臣秀吉と名前を変えています。
豊臣秀長も小竹木下長秀→羽柴長秀→羽柴秀長→豊臣秀長と出世とともに改名しているのです。
こうした出世と改名がリンクすることを受け、出世魚の名が生まれたのです。
ですから出世魚にあたる英単語はありません。

名前が変わる魚はすべて出世魚ですか? 

イワシは、シラス→カエリ→コバ→チュウバ→オオバと変化し、マグロもヨコワ(幼魚)→メジ(若魚)→マグロ(成魚)と呼び名が変わります。
実は出世魚には、そう呼ばれる資格が必要で、成長にともなって味が変化しておいしくなることが大切です。
戦国時代の武家社会では元服後の初戦(はついくさ)の経験、関白などの官位や城持ちになるという地位が重要でした。
魚も一般的に名前が変わるにつれ美味しくなるといわれるので、イナダよりワラサ、ワラサよりブリの方が商品価値が高くなります。
こうした「出世の頂点の魚」は、味もよく、ハレの日に食すのにも最適で、縁起もいいということになるのです。

ブリの美味しい時期は? どこで味わうのがおすすめ?

天然物のブリは、身が締まり脂がたっぷりとのった11月下旬〜2月頃の「寒ブリ」がいちばんです。
9月~10月頃、西日本の産卵場を目指し北海道から日本海沿いに南下し、深海の富山湾に入ったブリはとくに珍重され、氷見漁港に揚がるブリは「ひみ寒ぶり」としてブランド化しています。
逆に太平洋側では、4月頃になると三重県や高知県にブリが到来し、「桜ブリ」と称されています。
寒ブリと比べると脂がやや落ちているものの、身が締まり味が濃いために、こちらも珍重されています。
ブランド魚の寒ブリに比べると価格的にも手頃なので、旅先の港で揚がったブリを見かけたら味わうのがいいでしょう。

出世魚「縁起がいい」のは、なぜ!?

「出世魚」は立身出世を願う縁起が良い魚として、門出を祝う料理、神前への奉納、さらには雑煮などの正月料理に用いられています。

旅先で「出世魚を味わう際には、ぜひこのウンチクをかたむけてください。

SMRT-TRIP編集部

旅の計画段階、そして旅先で、スマホを活用するために誕生した旅のサイトです。 スマートに旅ができるよう、編集部がお手伝いします。

注目の記事
旬の話題
最近の記事
ミニ特集・温泉
PAGE TOP