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中華街が「新年」を祝う! 春節って何!?

一般に西暦と称されるものは、正しくはグレゴリオ暦。1年を365日として、4年に1回、閏年(うるうどし)を設ける世界標準のスタイルです。中華街で行なわれる春節は、中国の旧暦による新年を祝う儀式。例年2月の中旬となりますが、何が異なるのでしょう?

日本は明治6年にグレゴリオ暦を導入

太陰暦
太陰暦は月の満ち欠けが基準

1582年10月15日(金)、ローマ教皇グレゴリウス13世によって導入されたのが、「西暦」として現在使われているグレゴリオ暦。
大航海時代で、国際標準で正確な日時を知る必要性に迫られていたのです。
それまで使われていたユリウス暦ではすでに10日間のズレが蓄積されていたため、1582年10月4日の翌日を10月15日とする改暦が実施されているのです。

日本がこのグレゴリオ暦を導入したのは、明治6年のこと。
明治5年12月2日(1872年12月31日)をもって旧暦(月の満ち欠けを基準とする太陰太陽暦)を終え、1873年1月1日からグレゴリオ暦を採用し、明治6年1月1日になったのです。
新橋〜横浜に鉄道が開通したのは明治5年9月12日(1872年10月14日)で、これでは諸外国に対して都合が悪かったわけです。

中国では今も春節が最重要行事

さてさて、中国の旧暦ですが、こちらは日本の旧暦と同じ太陰太陽暦。
中国は農業国家だったため、田植え、草取り、稲刈りなどの農耕のリズムと暦を合わせる必要があり、月の満ち欠けが基準となったわけです。
それだけでは大きなズレが生まれ、6月頃が年の初めとなるので(イスラム暦は、季節が約33年で一巡)、苦肉の策として月の満ち欠けを基にした1ヶ月(約29.5日)と、太陽の運行による季節のズレを調整した太陰太陽暦を採用していたのです。

節分の翌日が立春で、そこが旧正月と考える人も多いのですが、実は節分は太陽の動きがベースで立春の前日のこと。
つまりは太陽の動きで考える冬の大晦日。
旧正月は月の動きをベースに考える元日なので、2週間ほどのズレが生まれるのです。

実は、中国の旧正月と、日本の旧正月も一致しません。
中国の暦は、古代中国は都・長安、日本は京なので、1日程度のズレが生まれるのです。
明治以前は、遣唐使以降、中国の宣明暦を基本に、日本バーションにアレンジした具注暦(ぐちゅうれき)を使い、貞享元年(1685年)にようやく日本にマッチした貞享暦を作成、その後も宝暦暦、寛政暦、天保暦とリニューアルしていたのです。

日本は明治以降に西欧化が進み、西暦の正月を祝うようになりましたが、中国は今も旧正月「春節」がもっとも重要な節目で、世界一といわれる民族大移動が行なわれるのです。

TOPの画像は、春節の縁起物、春節の際に家々に貼られる「福」の字を書いた赤色の紙『倒福』。
日本的にいえば「逆さ福」です。

神戸・南京町の『春節祭』

中華街が「新年」を祝う! 春節って何!?

横浜中華街では『横浜春節祭』、神戸の南京町は『春節祭』が行なわれます
長崎市で2月に開催される『長崎ランタンフェスティバル』も、実はこの春節を祝う行事で、平成5年までは『春節祭』と呼んでいました

SMRT-TRIP編集部

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