「デーノタメ遺跡」、聞き慣れない遺跡は平成10年に埼玉県北本市で発見された新しい遺跡です。関東地方では最大級という長径210m、短径160mという巨大な環状に築かれた縄文のムラ跡が出土。令和6年10月11日には国の史跡になったのです。一帯が泥炭層(湿地帯)だったことで、奇跡的に残された遺物も多く、その価値をYouTubeの動画で学びましょう。
縄文時代中期に誕生した巨大な環状集落
東京湾が奥深くまで浸入していた温暖な縄文海進の時代。
縄文海進が終了し、気候の冷涼化が進んで海が後退した縄文時代中期、縄文人はその定住地を必至に探します。
今から5000年ほど昔、縄文人は新たな自然環境への適応を迫られ、この地を流れる江川沿いに巨大なムラを築き、定住生活を開始しました。
ちなみにデーノタメという名前は、かつてこの地にあった農業用のため池の名前なんだとか。
詳しくは以下の動画をご覧ください。

縄文海進とは!?
今から7000年ほど前の縄文時代の早期、地球は間氷期の温暖化によって、現在よりも海水面の高さが2m〜3mも高くなっていました。
そのため、縄文海進という海が内陸の奥まで浸入する事態が生まれました。
関東平野で、内陸に貝塚などがあるのはそのためです。
千葉県でも現在のさいたま市、入江は北本市の南側まで入り込んでいました(奥東京湾と呼んでいます)。




